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全ての現象はそれ自体の側から独立して存在してはいないということを忘れてはならない-ダライ・ラマ14世さんのお言葉

エリック ホッファー eric hoffer




 われわれの大多数は、一つの仕事をやりつづけることが、できなかった。われわれには自己を抑える修養と単調な重苦しい時間に耐える能力が欠けていた。われわれはおそらく、最初から社会に順応できない人間であったのではないだろうか。われわれが永続性のある仕事に就こうとすることは、いわば衝突事故を起こすようなものである。なかには役にたたなかった者もあるだろうし、驚いて逃げだした者も、また酒を飲みはじめた者もあるだろう。われわれは必然的に抵抗のもっとも少ない方向、すなわち広くどこまでも続く道へさまよい出てきたのである。移動労働者の生活は変化に富んでいて、最小限度しか自分を抑える必要がない。われわれは、いま秩序ある社会の下水溝の一本のなかにいる。われわれは尊敬される階級にとどまることができず、現在のどろ沼へ押し流されてきたのである。

 しかしながら、この世の中には、一度その仕事をやってみれば、それをやりつづけたくなり、われわれの落ち着きのなさを永久に追い払ってしまうほどの強烈な魅力をもつ仕事もあるにちがいない、とわたしは考えつづけた。





 ホッファーの三冊の著書は、いずれも大部のものではない。彼は、一人の青年に、生活費を他の仕事をして稼ぎながら本を書くことができるものかどうかを質問された時、こう答えている。「仕事からいくつかの洞察を得ることはできる。だが、その洞察をまとめるためには、閑暇が必要だ。わたしは the true believer を1946年に、ストライキで三ヶ月休んだときに、書きはじめた。そして、1947年に、またストライキで三ヶ月、仕事が休みであったとき、それを完成した。それ以後は、労働者と使用者が仲好くなり、ストがなくなったので、休みもなくなってしまった。いま、わたしは、肋骨か親指を折って五ヶ月間も静養するようにでもしなければ、自由な時間を、本当に手に入れることはできない」と。だが、ホッファーは、依然として、著書のみに没頭することを望んではいない。彼は、「それと、わたしのすべきこと以上のもの」と決めているようである。

 


「変化という試練」より抜粋





 死は、それが一ヶ月後であろうと、一週間後であろうと、たとえ一日後であろうと、明日でないかぎり、恐怖をもたらさない。なぜなら、死の恐怖とはただ一つ、明日がないということだからだ。



「魂の錬金術」より抜粋。







 湾の空はすばらしい才能を持ち感受性に富む抽象画家によって毎日描かれている。その青、グレー、白、黒、金色は息をのむような美しさ。彼はただ絵具をぬるだけなのに、いつもそれが意味をもつ。湾周辺の画家たちはきっと彼の学校の生徒にちがいない。




 緊張した魂のみが音楽をつくると言ったとき、私は緊張した魂を張り切った楽器にたとえた。ニーチェは、緊張した魂をはるかな遠い標的を狙って強くしぼられた弓になぞらえた。楽器であったものが武器になったのが弓だと言われている。





「波止場日記」より抜粋。





 「一番大事なことは、自分のことに深刻にならないことだ」。



「情熱的な精神の軌跡」より抜粋。





 




 これらの、エリック ホッファー  eric hofferさんの本を図書館で借りたのは、いつの日だったか、たまたま出会った方から教えて頂いたからでした。


以上。